第72回眼 紫外線を防ぐのに濃いサングラスはNG!
- 視力回復辞典(視力回復の真実)
- 2010.09.12
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濃いサングラスは紫外線対策に不利
紫外線をダイレクトに目に受け続けるのって、ちょっと不安ですよね。
目は、肌と比べるとむき出しの状態なので、それだけ影響を受けやすい感じがしてしまいます。
今回は、「紫外線から守るサングラスの選び方」に関連する大切なお話を、眼育(めいく)博士がしてくれます。
どうぞ、お見逃しなく!
■登場人物■
【眼育(めいく)博士】
眼育トレーニングの創始者で目の健康のエキスパート
【ミドリママ】
30代のワーキングマザー
息子のケンタの視力を、何とか回復させたいと思っている
【ケンタ】
9歳。学校の健康診断で視力が落ちていたことが発覚
ケンタの視力低下がきっかけで、視力のスペシャリスト、眼育博士に相談することになったミドリママ。
今日も、眼育博士の研究所に目の勉強に来ているようです…
【ミドリママ(以下ママ)】
「ねえ博士、タカとユージ、どっちのファンでした?」
【眼育博士(以下博士)】
「なんですか、いきなり!?
タカとユージって、その昔一世を風靡した刑事ドラマ『あぶない刑事』のことですか?
そうですねえ…柴田恭平が演じてたユージかなぁ。
私は視力の追求ばかりしているので、ああいう自由奔放な生き方には憧れますね。」
【ママ】
「私はだんぜんタカ。ダンディで素敵ですもん。
私の小学生の頃の夢は『タカのお嫁さん』だったんですよ。
卒業アルバムにも載ってます。」
【博士】
「なるほど。
ところで、どうしていきなり『あぶ刑事』の話を?」
【ママ】
「ケーブルテレビで再放送されているのを見ていらい、あの頃の情熱が復活してしまって。
ケンタとお揃いで『あぶ刑事』風の濃~いサングラスを買って街を歩こうと思うんです。
目の紫外線対策にもなるし、一石二鳥じゃないかしら。」
【博士】
「ちょっと待ってください、ママ。
色の濃いサングラスは、色の薄いサングラスよりも、紫外線を多く目に取り込んでしまうんですよ。」
【ママ】
「えー、黒い方が光を通さないんじゃないんですか??」
【博士】
「その理由は、色の濃いサングラスを使うと、明るさが足りなくなるので、目の虹彩(こうさい)が開くからなんですよ。」
【ママ】
「コウサイ?」
【博士】
「黒目の真ん中に丸ポチがあるでしょう?これが瞳孔(どうこう)です。
その周りの線みたいな模様、これが虹彩です。」
鏡を渡して説明する博士。
「虹彩が開くと、目の内部に紫外線が取り込まれやすくなります。
UVカット機能は、色の濃い薄いに関係ないですから、光彩の開きにくい色の薄いサングラスのほうが、紫外線対策としては適しています。」