第106回眼 近視に目薬って必要!?
- 視力回復辞典(視力回復の真実)
- 2013.12.10
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目薬の種類
【ママ】
「ところで博士、眼科に近視の相談に行くと、よく、目薬が処方されるじゃない。
あれって何なんですか?」
【博士】
「うむ。目薬については、今回たくさんの質問をいただいています。
実は今回の公開Q&Aは、まさにその『目薬』を、取り上げようと思っていたんですよ。」
【ママ】
「あら、グットタイミングね!では、早速始めましょう!」
■登場人物■
【眼育(めいく)博士】
眼育トレーニングの創始者で目の健康のエキスパート
【ミドリママ】
30代のワーキングマザー
息子のケンタの視力を、何とか回復させたいと思っている
【ケンタ】
9歳。学校の健康診断で視力が落ちていたことが発覚
【博士】
「まずは、目薬の種類についてみていきましょうか。
眼科で検査をして、近視が進行しているとわかったときに、処方される目薬には、『ミドリン』や『サンドール』などがあります。
ミドリンは本来、眼底を検査するときに用いられる薬です。
眼底とは、眼の奥の網膜などの部分のことですね。
ミドリンを使うと、瞳孔を開き、目の検査をしやすくなります。
筋肉麻痺剤の一種です。
これを、仮性近視の疑いがある時に、眼科で処方します。
毛様体筋を麻痺させて緩ませる効果を狙います。」
【ママ】
「毛様体筋を緩ませると、どういう良いことがあるのですか?」
【博士】
「毛様体筋を緩ませるということは、水晶体の厚みを薄くして、結果、遠くにピントを合わせることが可能になるということです。
ここでもう一度、近視のメカニズムをおさらいしておきましょうか。
私たちの目の筋肉(毛様体筋)は、近くを見るときに緊張し、遠くを見るときに弛緩します。
見るものの距離によって、緊張 ⇔ 弛緩を繰り返しています。
しかし、携帯型ゲームやスマホなどを見続けていると、視線が長時間、近くで固定されますね。
その間、毛様体筋は緊張しっぱなし、という状態です。
そのような生活を続けていると、筋肉が緊張したまま、凝り固まってしまいます。
目の筋肉(毛様体筋)が凝り固まった状態、これが近視の始まりです。」
【ママ】
「ミドリンを使うと、目の筋肉が麻痺して収縮できなくなるので、遠くのものにピントが合わせやすくなる、というわけね。」