第31回眼 ブルーベリーって本当に目に良い?
- 視力回復辞典(視力回復の真実)
- 2006.06.15
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アントシアニンを生かすも殺すも…
もう1つ、ブルーベリー、つまり”アントシアニン”を摂取する際に、ぜひ頭に入れておいて頂きたいことがあります。
それは、『そもそも「ロドプシン」はビタミンAからつくられる』ということです。
“アントシアニン”には、光を感じる色素「ロドプシン」の再合成を促す働きがあるということは、先程お話ししました。
そのロドプシンの原料となるのは、実はビタミンAです。
つまり”アントシアニン”ばかりを一生懸命取り入れても、原料 = ビタミンAが不足していては意味がないのです。
“アントシアニン”の恩恵を受けるには、同時にビタミンAをきちんと摂っていることが前提である”アントシアニン”を生かすも殺すもビタミンA次第。
結局は「バランスのよい食生活」が、目のためにも重要という結論なのですね。
緑黄色野菜にはベータカロチンが多く含まれます。
このベータカロチンが体内でビタミンAに変換されます。
ほかには、うなぎやレバー・チーズ・卵黄などもビタミンAを含む食品です。
ブルーベリーを食生活に取り入れる前に、まずは意識的に、これらの食品をバランスよく摂取することを心がけてみてください。
まとめ
目に良いと言われてブームになっている感のあるブルーベリー、その真実は、
- 光への感受性が増し、暗い場所での見え方が向上する
- 即効性はあるが、持続性がない
ブルーベリー中の有効物質はアントシアニンであり、この含有量が少なければ意味がない
「アントシアニン」を含む食品は、ブルーベリー以外にもある
効率良く「アントシアニン」を摂りたいなら、ブルーベリーは向いている
ただし、ビタミンAが不足していたら、せっかくの「アントシアニン」も効力を発揮できません!
ブルーベリー以前に、緑黄色野菜を多めに摂り、バランスの良い食生活を心がけましょう
最後に、
『これさえ食べていれば、○○が治る』という考え方は、誤った認識です。
「ブルーベリーブーム」の背景にも、そんな間違った認識を植え付けるかのような宣伝手法が見え隠れしている――
それもまた事実です。
ぜひ、身体の健康のみならず、目の健康のためにも、緑黄色野菜をよく摂り、バランスのとれた食生活を実践してくださいね。
ブルーベリーの効能、バランスの良い食生活が眼にも良いことがハッキリしたらスッキリした!
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